知ればもっと好きになる？和装に映える“黄色の帯”の魅力

2025年11月26日 2025年11月27日おびや公式ちゃん

上品な装いの中に、そっと“華”を添えてくれる黄色の帯。
洋服ではなかなか取り入れない「黄色」も
和服とは実は相性が良かったりします。

① 黄色にまつわる雑学 & 心理的な印象

黄色は「記憶に残る」色

心理学では黄色は“目に留まりやすく、記憶されやすい色”として知られています。
道路標識に黄色が多いのも、「注意を引きつけて覚えやすい」ため。

幸福感と安心をもたらす色

黄色は太陽や光を象徴し、脳内では“前向きな感情”と結びつく色。
気分を軽くしたり、人を和ませたりする効果があるため、
身に着けるだけで柔らかな明るさをまとえると言われます。

人に与える印象

若々しい
朗らか、親しみやすい
健康的で明るい
「明るい人」「話しかけやすい人」と見られやすい

和装に取り入れると
身に着けている人の表情までふわっと明るく
見えるのが特徴です。

② 呉服における黄色の役割

和装の中で黄色は古くから
“品のある華やかさ”を表す色として使われてきました。

肌映りを柔らかく整える

顔まわりに光が反射するため
写真映えも良く、若々しさが加わります。

季節の深みを色で表現できる

春は菜の花色、夏はレモン色、秋冬は山吹・辛子色など
季節によって同じ黄色でもニュアンスが変わり
和の風情を楽しめます。

主張しすぎず、でも埋もれない

赤ほど強くなく、白ほど控えめでもなく
“上品に引き締める”貴重なポジション。

黄色は和の装いの中で、とても扱いやすく
品よく映える色のひとつです。

③黄色の帯

おびや一押しの黄色帯をご紹介します。（売り切れの場合はご容赦ください）
鮮やかさを楽しむビビッドな黄色から
取り入れやすい”くすみ系”の黄色まで♪

[名古屋帯]本場琉球南風原花織伝統工芸士野原俊雄作手織り経済産業大臣指定伝統的工芸品八寸帯

④黄色と相性の良いお色（着物の色合わせ）

紺・藍色

黄色の補色。互いを引き立てあい
格調高い雰囲気に。

グレー（銀鼠）

落ち着いた地色に黄色が映え
品のある組み合わせ。

白・生成り

ふんわり柔らかく、優しい装いに。
年代問わず綺麗にまとまります。

深緑・利休茶

渋みのある緑と組むと
和の静かな美しさが引き立つ組み合わせ。

薄紫・藤色

お互いを優しく引き立てる上品配色。
大人の女性に特におすすめです。

⑤まとめ

黄色の帯は、明るさ・若々しさ・上品さを
同時に与えてくれる万能な存在！

心理的にも幸福感をもたらし、肌映りを明るく映し
和装の中で“程よい華やかさ”を添えてくれます。

色合わせも意外と幅広く、一本持っているだけで
季節ごとにニュアンスを変えながら楽しめるのも魅力♪

装いにそっと光を差すような黄色の帯。
次のコーディネートの主役に、ぜひ迎えてみてくださいね。